
ぼうこう破裂、1年間の入院生活 家に帰ると恋人はすでに去り……
ぼうこう破裂、骨折等の重傷を負ったご近所のD助さん。彼の元を去った恋人を振り向かせることができるかどうかにご近所の注目が集まっている。
モクソンジャーナル
ぼうこう破裂、骨折等の重傷を負ったご近所のD助さん。彼の元を去った恋人を振り向かせることができるかどうかにご近所の注目が集まっている。
夜気が肌をさす12月。車の上で、体をくっつけて暖を取る二匹のネコがいました。デンちゃんとミーちゃん。ご近所で人気の老ネコ夫婦です。
ネコの肉球画像を会社PCの壁紙に。数日後、問題が生じて仕事をできなくなったという。
学生時代、先輩が私にいった。 「オスが浮気をするのは、種を残すためで、リチャード・ドーキンスという遺伝子学者もそう言っている」。
不機嫌なネコでも、こっちを向いてくれただけで嬉しい。
いつもの場所を通りかかると、でんちゃんはご婦人に抱っこされていた。私も、ちゃっかりと頭を撫でさせてもらった。
今日もいつの場所で、一人でお昼寝。妻が「ミルク」と呼んでいるキャラメル野郎が、ぬうっと現れた。
もともとはノラネコで、いまでは飼い主になってくれる人も現れて、地域から溺愛されているでんちゃん。今日は、パトロールに出かけるところを遭遇した。無事に帰ってくるか心配。
でんちゃんと私の間には、友情は芽生えていないようだ。日本経済新聞記者の取材によれば、ネコに近づくにはコツがあるという。
いつものように、遠くから「でんちゃーん」と呼ぶものの、逃げはしないが、やはり振り向いてくれない。
ただ、人生の折り返し地点まで生きていると、考えも少々変わってきた。魚や亀に「いくら語りかけても話を聞いていない」ことに味わいを感じる。
今日は車の上ではなく、地面に座っていた。茶色の友だちニャンコはおらず、一人(一匹)で座っている。道路越しに「でんちゃーん」と名前を呼んでみた。
でんちゃんは、いつもの場所で、クリーム色のネコと寄り添うようにお昼寝をしていた。
今日のでんちゃんは思わせぶりであった。
内田百閒邸に住み着いた、愛ネコ・ノラにそっくりの子猫クルツ。このエピソードは、我が家の近所の地域ネコ「でんちゃん」の出会い方と似ています。